Saturday, November 13, 2010

タイル絵付け教室、季節の作品

皆さん、最近いっそう寒くなってきましたね。マドリッドでは朝方、霧が町一面を覆っており「ここはロンドン??」というような錯覚に陥ります。
やっぱり、スペインは真っ青な雲ひとつ無い空がぴったりです。あれだけ「暑い~!」と叫んでいた夏が恋しくなってきました。

さて、タイルの絵付け教室ですが、毎回本当に楽しく受けさせてもらっています。
現在取り組んでいるのは、8枚の幾何学模様のタイルを合わせてつくるお盆ですが、その前に季節の作品ということで、「クリスマスプレート」に取り組みました。

出来上がりは満足です。(先生の作品を横に並べると、かなり完成度が低いですが・・・)
大きさは20cmX20cmくらいで、チョコレートや飴なんかを入れたら良いんじゃないかな?と今から使うのが楽しみです。

お盆の次は、「ウェルカムボード」を作ろうと思っていますー。
先生は新しい作品をどんどん仕上げていらっしゃって、それを見るたびに次はこれが作りたい!と思うわけです。

私はクリエイティブではないので、自分から新しい絵柄を考えるのは不得意ですが、塗り絵のように決まったところに決まった色を入れていく絵付け作業は大好き!先生が日本へ帰国されるまでの間、あと何作品できるでしょうか!?

市の文化教室で行われている陶芸教室でも、粘土を縄上にして積み上げていく基本的な壺の作り方を習い、次からはタイルの絵付けに入りますー。こちらでは、地元のおばちゃん、おじちゃん方に混じりながら、仲良くやっています。スペイン語の練習にもなるし、良い感じ。

Monday, November 1, 2010

サフランの収穫

久々の更新です。
今週末サマータイムが終わり、時計を一時間戻しました。(7時くらいに日が暮れていたのが、今は6時に日が暮れるようになったと言う事です。)スペインの夏は日が長くて有名ですが、10時過ぎまで太陽が出ていたのが、この時期になるとサマータイム終了も重なって突然日が短くなったようで、とても寂しく感じます。
気温も大分下がって、日中は18度くらいまで上がるものの、朝晩は5度くらいで冷えます。本格的な寒さはこれからですが!

さて、最近面白いイベントに参加しました。マドリッドのインターナショナルクラブに所属しているのですが、そこが企画した「サフラン収穫ツアー」に行って来ました。日本料理にはあまり馴染みのないサフランですが、スペインへはイスラム諸国から伝わって今ではスペインの代表料理パエリアにも使われているものです。

サフランと聞いて、あの赤い粉は何が原料なのか知っている人はそういないと思います。
実はサフランはこの下の花のめしべの部分なんです。

サフランの収穫は一年にたった一日で、早朝に行われます。マドリッドから南に一時間、ラ・マンチャ地方にあるMadridejoという小さな町までバスで向かい、その貴重な収穫の様子を見せてもらいました。

畑一面に咲く、ラベンダー色の小さい花。収穫は全て手作業。3,4人で列に沿って収穫していきます。

バスケット一杯お花を集めても、サフランとなるのは花の中心にある3本のめしべだけ!!1キロのサフランを取るには、なんと35万個の花が必要だそうです。

収穫の様子・・・これで、サフランが高価な理由がわかりました。収穫見学後、市内にあるサフラン博物館で更にサフランについて勉強。帰りにお土産に2瓶サフランを購入しました。一瓶、1g入りで6ユーロでした。

博物館のパティオでは、おばあちゃん、おじいちゃんが収穫されたサフランの花のめしべを採取していました。なれた手つきで、次々とめしべだけをきれいにとって行き・・・一人一人おわんの中に入れていきます。
私もめしべ採取のお手伝いをしてみましたが、10個や20個だったら楽しいものの、これを何時間も続けるのは本当に大変な仕事!おじいちゃんおばあちゃんは慣れたものか、手ばかりでは無く、口も大いに動かしておしゃべりに花を咲かせ楽しそうでした。