Friday, September 24, 2010

陶芸体験

この夏の日本での話しに戻ります。
以前からやってみたかった陶芸体験にダビと行ってきました。

実は母のいとこが陶芸家で、江別市に陶芸教室でアートが学べ、広大な畑で農業体験ができ、レストランでは素敵な陶器の器で新鮮な自然の恵みを味わえるという、お腹も心も満たされる空間「風の村」をやっています。

ホームページより、

風の村のテーマは自然、農業、芸術、学びです。
陶芸工房アトリエ陶を中心に陶芸制作販売、陶芸教室など、レストラン食祭を中心に農産物の販売・加工販売、農業体験、また小学生対象のアートキャンプ、コンサートなどもの作り・体験を中心とした活動を行っております。

札幌の皆、興味があればホームページを見てねー。
子供も楽しめるよー!

さてさて、私たちの陶芸体験の様子から・・・

まずは陶芸家金井さんがあっという間に器の形に仕上げていくのをみながら説明を受け・・・・「おっ、これならできるぞ!(かなりの自信)」といざ本番!手動のろくろを使いながら指で少しずつ自分の作りたい形に仕上げるのですが、見ていると簡単そうなのに、やってみるとぜんぜん思うように進まない・・・私の場合は口は動くが、手は動かないと言うやつで、金井さんとのお話の方を楽しんでしまっていました。その間、ダビはもくもくと湯のみ??を作り上げていきました。

さーて、おしゃべりはこのくらいにして本気をだすぞ!!
途中何度も金井さんに助けてもらいながら、なんとか形になってきました。
内側から、そして外側からかける力が均等にならず・・・なんども波打つ私のお皿・・・。
金井さんはその間も「あ~あ~」とプレッシャーをかけてきます。(冗談で)

看板犬のゴールデンちゃんも私たちの作品にはため息ばかりで、「だめだこりゃ」とお昼寝してしまいました。

最終的に、私は大皿1枚とお茶碗1つ、そしてダビは湯のみひとつと大皿を作らせていただきました!
最後に自分の好きな色を選んで、後日出来上がってくるのを楽しみにすると言う感じです。
陶芸家の金井さんは本当にしゃべりやすくて、面白い方で、おしゃべりだけで時間が経ってしまいます・・・。
帰りに、思いがけないプレゼントを頂きました。白い素敵なお皿2枚。
体験後は両親が迎えに来て、その後そこのレストラン「食祭」で一緒にランチをしました。
私はハンバーグセット、ダビは夏野菜カレーを食べました。どれも新鮮な野菜がたっぷり入っていて、そして金井さん奥さん手作りのおいしいパンと一緒に。あぁ幸せなひと時。(器はどれも金井さんが作ったもの)
レストランの入り口には地元で取れた新鮮な野菜や、豆腐などを販売しています。
レストランの前で。久しぶりに泥遊びをしたような感じ(あの泥の感触は病み付きになります)、そしておいしいご飯で、元気をもらってきました!!また札幌に帰ったら、伺います!!

マドリッドに帰って、早速頂いたお皿を使っています。
この日はダビ特製のバジルソースのパスタ!!白い器に映えますねー。ブルーのコップも金井さんの所のです。


芸術の秋

さて、知床旅行記楽しんでいただけましたでしょうか?

日本の記事を続けてアップする前に、最近始めた「スペインタイル絵付け教室」についてお話します。
スペインタイルと言って一番先に思い浮かぶのは、あの「アルハンブラ宮殿」の幾何学模様のタイル。 誰もがあの素敵なタイルに目を奪われます。

調べてみると、スペインにタイルが伝わったのは8世紀初頭で北アフリカのイスラム教徒がイスラム建築と共に伝えたということです。タイルの絵柄は当初イスラムの幾何学模様が中心でしたが、その後スペイン独自のスタイルが形成され、今ではいろんな柄があります。

スペインに住んでみると、タイルが生活に密着していることが良くわかります。
家の中の装飾、キッチンやバスルームの壁がタイルだったり、外に出ると道の名前が書かれている標識、店の看板、公園のベンチ等にタイルが使用されていたりします。

友人にクラスを紹介してもらい、週に1度クラスに通い始めました。今現在4回目。3時間ほどのクラスですが、作品に集中しているとあっという間に過ぎていきます。

第一回目の、お試しクラスで作ったミニ鍋式。早速母にプレゼントしました。

そして第二回目は、掛け時計を作りました!(白壁に映えるでしょ!)

そして現在 3作品目にして、少し大掛かりなものを作っていまして・・・8枚のそれぞれ違う柄のタイルを敷き詰めて、「食事を運ぶトレイ」になる予定です。現在まだタイルが2枚目なので、まだまだ先が長そうです。
毎回教室を楽しみにしているのですが、先生が来年の春には日本に帰国されるということで残念です。
日本でもお教室を持っていらっしゃる先生で、ホームページもあります。東京なので、東京の皆、興味があれば覗いてみてください!!
10月からはマドリッド市の文化教室で陶芸も習いに行く予定です。気ままな主婦生活ですんません。

Sunday, September 19, 2010

思い出の知床旅行2010

さて、皆さんも私の更新のリズムに慣れて来たでしょうか・・・・。

あまりに更新されないので、「無事か??」というメールさえちらほら頂きます。

日本の写真一気にここでアップしていきます。
まずは両親に連れて行ってもらった「知床旅行」編です。

Davidも知床の名はガイドブックで見ていて、世界遺産ということでとても楽しみにしていました。
まずは、今井家の旅行に付き物の「ご当地ソフトクリーム」です。今回は父が知り合いから「日本一おいしいソフトクリームだ!」と聞いてわざわざ寄り道をした深川の道の駅、その名も「ライスランド」のソフト!!

うん、その噂どおりミルクの味がしっかりしていておいしかったです。
(午前中からソフトクリームをほしがる今井家に付いていけないダビちゃん。)

知床へ向かう途中、私のリクエストで網走にある北方民族博物館を訪れました。ダビが「アイヌ民族」について質問してくるので、こりゃあなんとしても博物館に連れて行くしかないと思いまして・・・。

ここの博物館はアイヌ民族だけではなく、イヌイットや北方圏に暮らす人々の文化の展示をしていました。
いきなり入館すると目の前にマンモス君が立っています。
トーテムポールもあるよん。

そして、知床到着!今回は豪華なバイキングのCMに惹かれて知床第一ホテルへ~。

お部屋は和洋室で、全面オーシャンビュー。夜のバイキングも、和・洋・中どれもそろっているわけですが、私たちはほとんど「蟹」でお腹一杯。ダビもお腹一杯蟹が食べれて大満足。デザートもしっかり、チョコレートフォンドュをお代わりしにいっていました。

次の日の目玉は知床半島のクルージング。朝8時発の船に間に合わせるため、6時起床で朝風呂、朝食をすませ、いざ出陣。ゴジラ岩観光さんの看板犬、みさきちゃんにメロメロのお父さん。

その名もカムイワッカクルーザーでGO!

冬は流氷ウォーキングっていうウェットスーツを着て、流氷の上を歩いたり、クリオネをみたりするツアーもあるそうです。詳細はこちら・・・・

約一時間のクルージング。船長さん自ら滝や野鳥の解説をしてくれます。これはどの滝だったかなぁ。
カムイワッカの滝(アイヌ語で神の水)や硫黄山、そして運がよければヒグマも見ることができます。
私達はヒグマは見られませんでしたが、たくさんの野鳥が居ました。
早朝のクルージング、気持ちが良かったです。知床へ行く方は是非お勧め。

さて、早いもので最早知床を後にします。下の滝は「オシンコシンの滝」ですアイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」だそうです。
その後、2日目宿泊予定地の釧路へ向かいます。
途中、摩周湖を見学。霧の摩周湖で有名ですが、今回初めて晴れ渡っていました。


その後またアイヌ関連ですが、阿寒湖にある「アイヌコタン」へ行きました。ここではアイヌ民芸品屋さんやアイヌ料理屋さん、そして民族舞踊が見れる場所もあります。私達は早速お土産探しに~
素敵な木彫りのアクセサリーやストラップを購入しました。
この晩は写真が無いのですが、釧路に一泊。夜は両親が30年前に釧路に住んでいたときに良く行ったという炉辺焼きやさんでの夕食。古い店内にはお客さんがびっしり。でも並んで入った甲斐がありました。ほっけの身の厚いこと!!ホタテやイカ、そして野菜類を炭火でちょうど良く焼いてくれます。炉辺焼き暦50年くらいのおばあさんがじっくり、じっくり焼いてくれるのですが、その真剣に取り組むおばあさんの姿にダビはすっかり心を奪われていました。
そして最終日は札幌に帰る途中、池田町のワイン城へ寄り道をしました。
ワインテイスティングもして、気分上場。
お昼はこれまた池田町で、ロッジ風の素敵なイタリアンレストランでとりました。
北海道自然が一杯です!
こうやって、大分時間がたってから振り返ってみると色んな事を思い出しました。
二泊三日で、たーくさんおいしいものを食べて、観光して・・・すごく良い思い出になりました。
両親に大感謝!!!

Monday, September 6, 2010

ひざガクガク・・・

さーて、また気合を入れてブログ更新します!

日本滞在中の写真を整理中なので、その前に昨日行って来た登山の写真をアップします。
去年スペインで登山の楽しみにはまった二人ですが、今年も少し涼しくなってきたので早速行ってきました。
マドリッドから列車で一時間ちょっとのところにあるCercedillaという駅で下車、そこから更に登山列車に乗って上を目指すことは出来るのですが、今回はCercedilla駅から歩けるコースを選択しました。

まだまだ暑いかなーと恐る恐る帰ってきたマドリッドですが、思いの他涼しくすごしやすい日々を送っています。湿気の多い日本から帰ってきたからなのか、この乾燥した空気がやけに気持ちよく感じるのです。
日本ではいつまでたっても乾かなかった洗濯物が、スペインでは1時間もすればカラッカラに・・・・。

そんな秋晴れの日の登山。最初は気持ちねぇーと余裕の私でしたが、アップダウンの激しいCercedilla...2時間くらい経つと、「ねぇー休憩。」「ちょっと、歩くの早いよ。待ってー」とダビにブツクサ文句を言い。3時間も歩いた頃にやっとすばらしい景色を眺めることが出来ました。

気候が全然違いますから、日本の山とは全然景色が違います。岩が多くて、木は松の木ばっかりだったなー。
余裕の微笑み、ダビさん。
無理やり微笑む私。疲れすぎて、眠気も襲っていました。
頂上には岩にさまざまな詩が書かれていたり・・・これはAntonio Machadoというスペインの有名な詩人作品。意味は?って。さて、はぁ。
こんな断崖絶壁の所にも!!これはこの山を愛した地元の詩人の作品らしいです。しかし、こんな危険な場所に詩を彫るなんて、命知らずですなぁ。
そんな登山、この頂上がゴールではなく・・・登りがあれば、やっぱり降りもあるわけで、そこから1時間以上かけての下山をしたわけです。
それがすごく急な坂で、岩もごろごろ転がっている足場の悪い道で・・・・何度か「死ぬっ」と思いました。はい。
最後には足ガクガクでしたが、無事帰還できたので良しとします。
これにもめげず、また挑戦したいと思います。やっぱり、「そこに山があるから」登りたくなるんでしょうね。

Friday, September 3, 2010

マドリッドに戻りましたー。

今年の夏は札幌の実家にDavidと丸1ヶ月お世話になっていました。日本で会えた皆さん、久々の再会うれしかったです、また来年も会えると良いねー。そして、会えなかった皆さん・・・・里帰りしていたのもお伝えせず失礼しましたー。今回はDavidと一緒に帰国したと言うこともあり、道内旅行やら、家族行事を優先させていただきましたー。また次回お会いしましょうー。


さてさて、この1ヶ月札幌で何をしていたかと言いますと・・・


①両親と知床へ二泊三日旅行

②お墓参り&外で焼肉

③おばあちゃんに会い行く。

④友達と滝のすずらん公園へ

⑤ダビッド、日本語夏期講習2週間

⑥陶芸教室に参加

⑦姉夫婦も加わり、函館旅行

⑧アサヒビール園でジンギスカン


その他は毎日のようにおいしいものを食べて、今回来てすぐ購入した自転車で近所をぶーらぶらしていました。


自転車は前々から中古自転車屋さんを調べておいて、かなり家からは遠かったのですが、そこまでわざわざ行って2台購入し、家まで配送してもらいました。

そこで初めて知ったのですが、「日本の自転車の規格っていうのは、日本人の標準体重60kgから70kgに合わせて基本設計されている」ということらしく、自分の身長に合っていない自転車をギリギリまでサドルをあげて乗る場合、体重がそれ以上だとサドル自体がグニャと曲がったり、ぽっきり折れることがあるそうな・・・。それ以上の体重の人はSpecialな強度の自転車を購入する必要があるということですが・・・そんな自転車に体重制限があるなんてほとんどの人は知りませんよね。


日本の自転車って26,27インチくらいが普通なので、まぁダビだったら27インチかなぁと自転車を選んでいると、おじさんがやって来てDavidを見るなり「28インチでも小さいねぇー」とつぶやくじゃないですか。そうすると上記のような説明を受け、必然的にDavidはそのお店に残っていた28インチの2台から選ぶことに・・・。おじさんによると、「つい最近、体格の良い外国人が27インチの自転車を買って、乗って帰るというところで数メートル走ったら、サドルが折れたので戻ってきた」と言うではありませんか・・・。恐怖におびえるDavid。


と言うことで結局、私は4500円の27インチ、ダビは7500円の28インチの中古を購入。


次の日には到着して、ルンルンと平岡を風を切りながら走り回りました。久々の自転車、気持ちが良かったです。


しかーしこれには後日談がありまして、

日本語学校へ通うため、ダビは地下鉄の駅まで自転車を使っていたのですが、ある日「パンクしたー」と申し訳なさそうに帰ってくる彼。中古とは言え、購入の1週間後!!

自転車修理やさんに来て貰って、修理を頼むとなんと「タイヤごと丸々交換」ということで6000円近くかかりました。修理やさんによると、タイヤが古すぎて最初からたくさんの亀裂が入っていたということ。私の自転車も念のため見てもらうと、同じ様にタイヤに無数の線が・・・・。近いうちに修理が必要と言われ・・・がっくり。


これから中古の自転車を考えている皆さん、購入時に良くタイヤの状況を見たほうが良いですよ。

私たちは「安いし、エコだね!」と思って飛びついたのに、修理代を入れたら新品を買ったほうが良かったという状況になって大後悔しました。


それでも、自転車があって今回の滞在はすごく快適でした。

マドリッドでもほしくなっちゃったなぁー。こっちだと盗難がひどいので、どこでも停めて買い物など出来ませんが・・・。


アサヒビール園で「かんぱーい」