Monday, November 1, 2010

サフランの収穫

久々の更新です。
今週末サマータイムが終わり、時計を一時間戻しました。(7時くらいに日が暮れていたのが、今は6時に日が暮れるようになったと言う事です。)スペインの夏は日が長くて有名ですが、10時過ぎまで太陽が出ていたのが、この時期になるとサマータイム終了も重なって突然日が短くなったようで、とても寂しく感じます。
気温も大分下がって、日中は18度くらいまで上がるものの、朝晩は5度くらいで冷えます。本格的な寒さはこれからですが!

さて、最近面白いイベントに参加しました。マドリッドのインターナショナルクラブに所属しているのですが、そこが企画した「サフラン収穫ツアー」に行って来ました。日本料理にはあまり馴染みのないサフランですが、スペインへはイスラム諸国から伝わって今ではスペインの代表料理パエリアにも使われているものです。

サフランと聞いて、あの赤い粉は何が原料なのか知っている人はそういないと思います。
実はサフランはこの下の花のめしべの部分なんです。

サフランの収穫は一年にたった一日で、早朝に行われます。マドリッドから南に一時間、ラ・マンチャ地方にあるMadridejoという小さな町までバスで向かい、その貴重な収穫の様子を見せてもらいました。

畑一面に咲く、ラベンダー色の小さい花。収穫は全て手作業。3,4人で列に沿って収穫していきます。

バスケット一杯お花を集めても、サフランとなるのは花の中心にある3本のめしべだけ!!1キロのサフランを取るには、なんと35万個の花が必要だそうです。

収穫の様子・・・これで、サフランが高価な理由がわかりました。収穫見学後、市内にあるサフラン博物館で更にサフランについて勉強。帰りにお土産に2瓶サフランを購入しました。一瓶、1g入りで6ユーロでした。

博物館のパティオでは、おばあちゃん、おじいちゃんが収穫されたサフランの花のめしべを採取していました。なれた手つきで、次々とめしべだけをきれいにとって行き・・・一人一人おわんの中に入れていきます。
私もめしべ採取のお手伝いをしてみましたが、10個や20個だったら楽しいものの、これを何時間も続けるのは本当に大変な仕事!おじいちゃんおばあちゃんは慣れたものか、手ばかりでは無く、口も大いに動かしておしゃべりに花を咲かせ楽しそうでした。

3 comments:

hiroka said...

久しぶりの更新楽しみにしてたよー。ブログの背景素敵だね。

サフラン高いよねー。でもパエリアとか、入れると入れないじゃ全然美味しさが違う!香りって言うかね。

ひろは日本行きの予定が決定して、あとは健蔵が一緒に帰れるかな?と言うところです。

Anonymous said...

ひさしぶり~陽子です。
タイル教室に行ってみようと思いま~す。ステキな情報ありがとう♪

Manami said...

ひろか、ようこちゃん!!久しぶり~。ほんとブログ放置状態でしたが、更新見てくれてありがとね。ひろは、もうすぐ日本だねー。夏に帰ったばっかりだけど、日本での年越しうらやましぃー。寒くなってくると、日本の鍋やうどんやラーメンが食べたくなるのよね。陽子ちゃん、タイル教室行くことにしたの??わーうれしい。私の習っている先生も来年の3月には日本に完全帰国されるので、その後また日本で教室をやるんじゃないかなぁ。私は今クリスマス用の絵皿を完成させたところ。すごく面白いよ!!