Saturday, November 28, 2009

Cappadocia

さて、遅くなりましたが、やっと写真の整理がつきましたので、いつものように写真と共に今回の旅行を振り返ってみたいと思います。

まずはカッパドキア編。

11月15日マドリッドを発ち、5時間のフライトでカッパドキアへ。スペインとの時差はたったの1時間!今回はパッケージツアーでカッパドキアは全てホテル、食事、バス観光案内付きと言うものだったので、とても楽チンでした。トルコは5時半くらいには日が落ちるので、着いて観光地についた頃にはちょうど日が落ちる時間でした。

カッパドキアは何と言ってもこの奇形な岩山でとても有名な場所です。この「世界遺産」を見に世界中から観光客がやってきます。穴が開いているように見えるのは、昔、そこに人が穴を掘って住んでいたからです。まるで岩のアパートです。歩いて、穴の中を見て回る事ができますが、思った以上に奥行きがあって、洞窟の家のように住もうと思えば今でも住める空間でした。

この景色、宮崎駿さんのアニメの世界に見えませんか?
洞窟の中には、家だけではなく沢山の教会が点在しています。外から見ると、中の様子が全然想像できませんが・・・・
この教会の内部はこのように、普通の教会と変わりません。それにしても、この教会が建てられたのは「3世紀頃・・・」こんなに鮮明に壁画が残っていると言うのは奇跡なんじゃないでしょうか。洞窟の教会へは光があまり入らないため、ここまで保存状態が良いのだそうです。

下の写真は、他の教会の内部。これも、また別の教会。

カッパドキアでは、世界遺産めぐりの他に、トルコと言えば!!の「トルコ絨毯」の工場見学にも行きました。

トルコに行って驚かされたのは、トルコ人の語学力!!皆さん、商売の為ですが、英語はもちろん、スペイン語、フランス語、ドイツ語、・・・・そして日本語までペーらぺらしゃべる人がそこらじゅうに居るということです。今回のツアーの現地ガイドさんはトルコ人でしたが、感心する程のスペイン語力でした。それでも、スペインに行った事は観光で一度だけ、語学は旅行で来るスペイン人と話しながら覚えた!!というではないですか。すごく耳がいいんでしょうね。
絨毯工場では、実際に作成中作成中の現場や、蚕からシルクの糸になっていく過程や、糸を染める作業を見せてもらったりととても興味深く見学する事ができました。
見学の後は、もちろん絨毯をばしばし売りつけられるわけですが・・・
座っているのは、全て一緒に行ったスペイン人のグループ。そして次々に新しい絨毯を見せて売りつけているのはトルコ人。結局、私も日本語ぺらぺらのトルコ人セールスマンにしつこく話しかけられましたが、「お金ありましぇーん。そんな絨毯おくばしょありましぇーん」の一点張りで見事に断りましたー。トルコ人の売り方は、ちょっと押し売りみたいで・・・慣れないとしんどいかも。
この日の夜は、この劇場でトルコの伝統舞踏を鑑賞しました。ダンスの後は、トルコ名物アップルティーとシナモンティーが振舞われ、どっぷりとトルコに浸ったのでしたー。
まだまだ続きます、次の日も世界遺産観光!!
こんな感じで、洞窟を見て回れます。
ある、お土産やさんの前にトルコの御守りが沢山飾ってある木がありました。青い目の形をしていて、魔除けの役割を果たすのだとか。玄関付近に飾ってある建物が多かったです。
この洞窟の写真は、「大地下都市」の様子です。カッパドキアで奇岩の次に有名なのは、1965年に発見された、この地下にある巨大迷路のような都市です。キリスト教徒たちが、ペルシャやイスラム勢力から身を隠す為に一時的にこのような地下都市に住んでいたと考えられています。私たちもその地下都市の1つを見学してきたのですが、その大きさに驚かされます。行けども行けども、奥に向かっているのです。それでも、これは小さい方だとガイドさんに教えられました。大きいものだと、15階建くらいになっていて、3万人もの人が住んでいたと言う事です。




不思議の国に来てしまったような・・・カッパドキアは本当にそんな場所でした。奇岩のアパートを見て、バルセロナのガウディーが建築した公園や建物を少し連想させました。彼も、カッパドキアのこの自然の驚異に影響を受けたのでしょうか?

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